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米国外のセラーから届く商品への課税
お世話になっております。
いつもシッパーJPをご覧頂き、ありがとうございます。
さて、多くのニュースでも報道されておりますが、アメリカでは、先月末から「デミニミス(非課税基準額)」ルールが廃止となり、これまで免税だった800ドル以下の少額貨物に対しても、関税がかかるようになりました。
この変更のため、当社の転送サービスご利用のお客様あてにカナダから届いたいくつかのご注文に対し、関税と通関費用が着払いで請求になった件がございます。
想定外の追加料金を避けるため、イーベイやアマゾンなどへご注文の際は、セラーがアメリカ国外の方でないことをご確認のうえ、ご注文下さい。
イギリス、EU諸国やメキシコ、アジアなど、アメリカ以外の国から届くすべての注文が課税対象になります。
もちろん、アメリカ国外のセラーへ注文されることは今まで通り可能ですが、関税と通関費用がかかることを予めご承知下さい。
カナダ〜アメリカあての商品で課税された事例
こんな件がありました。
商品代金80ドル+カナダからアメリカへの送料30ドルの注文に対し、
通関手数料 20ドル+関税50ドルが追加でかかってしまった。
110ドルで買った商品に対し、+70ドルの想定外出費は痛い!
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関税と通関費用の着払い方法
関税と通関費用は、UPSが配達する場合、追跡サイト内のリンクからクレジットカードで支払うことができます。
アメリカ国外のセラーへ発注された場合は、追跡サイトをご確認頂き、可能な場合はご自身で事前にオンライン決済する事をおすすめいたします。
もしくは、関税未払いの場合は、配達前の時点で当社からお客様へご連絡させて頂き、お支払いをお願いしております。
支払い完了後、翌営業日に配達になります。
カナダ郵便局では、現在、アメリカ向けのすべての小包に対し、発送前に荷送人が関税を支払うことを義務付けているそうです。
つまり、関税元払いでないと、郵便局経由でのアメリカへの発送ができません。
(参照: カナダ郵便局ホームページ)
また、最近では、アマゾンやイーベイでアメリカ国外のセラーへ発注すると、お支払い前に「海外からの発注は関税がかかりますよ!」といった警告が表示されるようです。
今回のご案内執筆にあたり、お客様からの情報、また下記を参照しました。
アメリカ政府
ジェトロ